前回は現在のJ-POPアイドルの旗手、AKB48を取り上げたので、今度はK-POPアイドルをご紹介しましょう。
最近日本にも進出した韓国のアイドルグループ・After School(アフタースクール)。
韓国では当初5人でデビューし、新メンバー加入や一部メンバー脱退を繰り返しながら現在に至っているためか、「韓国のモーニング娘。」という異名で呼ぶ人もいるのだとか。
日本語版公式サイトはこちら。
そのAfter Schoolのメンバーのうち(当時)最も若手だった3人で結成されたユニット内ユニットが、Orange Caramel(オレンジキャラメル)。オレキャラと略される場合もあります。昨年6月、ミニアルバムをリリースし韓国でデビューしました。公式サイト(韓国語)はこちら。
そのファーストミニアルバムに収録されている『Magic Girl』という曲があります。
日本語には単純に『魔法少女』と訳されています。韓国語読みを漢字表記すると、少し違って『魔法小女』だったりするみたい。
この曲のPVが、なかなかええ感じなのであります。
PVの主な舞台となるのは、パステルカラーに彩られたカフェらしき場所。ドールハウスのように天井や壁がありません。
ガールズトーク中の3人の名は、左から、リジ、ナナ、レイナです。
そこへ自転車を押しながら通りかかる、目もと涼しき韓流イケメン!
一目で恋に落ちたらしいナナのもとへ、のちに再び彼が現れ、手にした風船をプレゼントします。
すると、あーら不思議!
風船によってナナの体が宙へ舞い上がるという、現実ではあり得ない展開。さすが魔法少女だわ(笑)。
怖がりもせず、楽しそうに空中散歩を楽しみます。
むろんこの程度の数の風船で人が空を飛べるはずはなく、映像がワイヤーを利用した合成であることは言うまでもありません。
宙を舞ったナナは1991年9月14日生まれで、現在20歳。このPVの撮影時は、18歳だったのかな? プロフィールによれば、身長171cm、体重48kgだというパーフェクトなモデル体型の彼女が空を飛ぶさまは、実に可憐で美しい!
背景がどうやらパリの街並みらしいというのもオシャレですね。
この『Magic Girl』という曲は、エキゾチックで、オリエンタルで、ちょっとノスタルジックなディスコ調。一度聴くと耳についてなかなか離れないメロディであることは間違いないようです。
この記事の執筆前にネット検索で調べてみたところ、日本国内でも韓国国内でも「J-POPみたい」と評されていることが多いようで。しかしそれはイマイチ正しくないと、筆者は思います。
つまり、「(モー娘。の『恋のダンスサイト』とか)香港やインドなど大陸のディスコ音楽を模して作られたJ-POP」に似ているのであり、それなら最初から「J-POPふう」ではなく「香港ふう」などと評すべきだろうと。
実際この曲、たとえばイントロの楽器の音色など様々な部分で、J-POPというより大陸の雰囲気プンプン!
日本的といえるのは、曲調というよりむしろビジュアル面でしょうね。衣装といい振り付けといい、今や世界共通語といえる日本の「カワイイ」を完璧に体現しています。
さてこの曲ですが、CDは日本未発売だと思うので、そこらのショップでは手に入らないと思います。興味ある方は、輸入盤を扱っている大型店舗を当たってみてください。
それに、CDはともかく、PVの入ったDVDのたぐいは輸入すらされてないかもしれません。仮にされていても、リージョン等の違いで日本国内では再生できないのかも? よくわからん。
いずれにせよ、ネットではあちこちに動画がアップされているようなので、ググってチェックしてみてください。グループ名も曲名も英字表記ゆえ、検索はしやすいはずですのでね。